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ヒューマンエラー対策|思い込み・見間違いを減らす3ステップ

「8と書いてあるのに、なぜか6だと思い込んだ」

そんなミス、経験したことありませんか?

先日、知り合いの加工屋さんから相談がありました。
「加工寸法を間違えて、お客さんに迷惑をかけた」
「ダブルチェックも注意もしているのに、ミスが減らない」
「何かいい改善方法はないか?」

分かります。私もたくさん間違いをしてきました。
でも、ある一つの考え方を取り入れたら、私のミスは劇的に減りました。

こんにちは、おかもちです。製造業で生産管理+営業を兼務する、岡山在住・アラフィフ会社員です。
今日は、加工屋さんにも伝えて、その後数ヶ月「同じ相談を受けていない」アプローチ ── 「集める人とチェックする人を分ける」をリアルにシェアします。

私の失敗談 ── 納品書「8個」、実は6個しか送っていなかった

ある時、私は納品書の「8個」と書いてある伝票を見て必要な数を出荷したとおもっていました。

ところが数日後、お客さんから「6個しか届いていない」と連絡が。慌てて在庫を確認すると、残っていたのは出荷前から6個減らした在庫でした。

つまり、私は最初から6個しか送っていなかったんです。

納品書には確かに8と書いてあるのに、なぜか8が6に見えていた。あるいは、思い込んでいた。

注意していたはず。確認もしていたはず。でも、ミスは起きました。

なぜ「ダブルチェック・注意して」では効かないのか

こういうミスが起きると、多くの職場ではこう言われます。

「次から注意しよう」
「ダブルチェックを徹底しよう」

でも、現場でこれを愚直に実行しても、ミスは思ったほど減りません。理由は明確です。

  1. 注意は既にしているはず。意識的に。
  2. ダブルチェックも、結局2回目を流して見るだけになりがち。
  3. 同じ「自分」が2回見ても、同じ思い込みが続く可能性が高い。

つまり、必要なのは「もっと注意する」ことではなく、「違う見方を作る」ことなんです。

私が辿り着いた答え ── 「集める自分」と「チェックする自分」は別人

私が辿り着いた解決策は、これです。

集める自分とチェックする自分は別人として扱う。

人は流れで作業をやりがちです。「集める → チェックする」を一気にやってしまう。すると、集める時の思い込みが、チェックする時にもそのまま続いてしまう。

だから、作業を分解します。

  • 「物を取ってくる人」として、集める
  • 「チェックする人」として、検品する

この2つの役割を、自分の中で意識的に切り替える。
これだけで、思い込みのループが断ち切れます。

実践プロセス ── 流れを止める3ステップ

具体的な手順は、シンプルです。

ステップ① ものを集める(集める人として)

「集める人」として、ものを集めます。この段階では「集めること」だけに集中。
チェックのことは、まだ考えません。

ステップ② 一旦離れ、一呼吸置く

ここが最大のポイントです。
物理的にその場を離れます。トイレに行く、コーヒーを淹れる、別の作業を1分だけする ── 何でもいいので、「集める自分」から離れる儀式を入れる。

この「一呼吸」が、思い込みのループを断ち切ります。

ステップ③ チェックする人として改めて向き合う

別人として戻ってきます。「これから検品する人」として、客観的に向き合う。
納品書を改めて読む。集めたものを改めて数える。最初に集めた時とは違う視点で、「初めて見るかのように」確認する。

このたった3ステップで、ミスの発生確率は明らかに下がります。

大事な前提 ── ヒューマンエラーはなくならない

ここで、もう一つ大事な前提をお伝えします。

ヒューマンエラーは、絶対になくならない

私たちは機械ではありません。100%のミスゼロは、現実的に不可能です。
だから、「ミスをゼロにする」という目標を立てると、必ず挫折します。

私が大事にしているのは、「ミスが起きる穴を、1つずつ塞いでいく」という考え方です。今日の「集める人とチェックする人を分ける」で、思い込みの穴は1つ塞がります。
でも、他にもまだ穴はあります。

改善後は必ず「数値化」する

「集める人とチェックする人を分ける」を実践したら、必ず効果を 数値化 してください。

  • 実践前のミス件数(週○件、月○件)
  • 実践後のミス件数(週△件、月△件)
  • 減少率(%)

私自身、この方法を取り入れてから、劇的にミスが減った ことを、数字で実感しました。

数値化することで:

  • 自分自身の安心感(「やっぱり減ってる」)
  • 上司や周囲への報告材料
  • 改善提案として組織に展開する根拠

が、すべて手に入ります。「感覚的に減った気がする」だけでは、組織は動きません。

他の原因も考え続ける ── 1つ穴を塞いだだけ

1つの穴を塞いだら、次の穴を探します。

ヒューマンエラーの原因は、思い込みだけではありません。

  • 照明は十分か?(暗いと文字を読み間違える)
  • 書体やフォントは適切か?(8と6が見間違いやすい書体もある)
  • 書式は分かりやすいか?(数字の桁を区切るカンマがあるか)
  • 工程の順番は最適か?(疲労が溜まる時間帯の作業内容を変える)
  • ツールで補えるか?(バーコード、QRコード、AI画像認識など)

「集める人とチェックする人を分ける」は、対策の1つに過ぎません。「1つずつ穴を塞ぐ」── これを続けることが、改善文化を作ります。

加工屋さんに伝えた後の話

冒頭の加工屋さんの話に戻ります。

私はこの「集める人とチェックする人を分ける」考え方を、丁寧に伝えました。
加工屋さんは「やってみる」と言ってくれました。

そして、その後 数ヶ月、同じ相談は受けていません

たぶん、効いたのだと思います。もし効かなかったら、また相談が来ているはずですから。
これが、私からの「実証」エピソードです。完璧ではないけれど、確かな手応えがある対策です。

まとめ:中堅社員が出せる「ヒューマンエラー対策」改善提案

ヒューマンエラー対策は、現場の人なら誰でも興味のあるテーマです。
そして、「集める人とチェックする人を分ける」というアプローチは、業種を問わず応用できます。

  • 製造業の検品ミス
  • 事務の入力ミス
  • 営業の納品書ミス
  • サービス業の確認漏れ

どの現場でも使えます。中堅社員が出す改善提案として、組織にも歓迎されやすいテーマです。提案を通すコツは、改善提案が通る人は知っている|5つの根回しステップ でも書いた通り、根回しを丁寧に。

今日から使える 4ステップ

1. 自分の作業で試す:まずは自分1人で実践してみる
2. ミスの件数を記録する:実践前後の数字を残す
3. 効果を上司・チームに共有:数字を根拠に話す
4. 改善提案として正式提出:組織のルールにする

「主体性」と「最優先事項を優先する」を深めたい人へ

ヒューマンエラー対策の根っこには、「主体的に環境を変える」「重要なことに集中する」という発想があります。これは『7つの習慣』の第1の習慣と第3の習慣に重なる考え方です。改善文化を組織に根付かせたい方には、まさに教科書になる一冊です。

📘 改善文化の土台になる一冊

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

スティーブン・R・コヴィー(著)
第1の習慣「主体性」と第3の習慣「最優先事項を優先する」が、ヒューマンエラー対策と改善文化の根っこになります。

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自分の現場の改善提案で迷ったら

「うちの職場ではどう改善提案を組み立てればいいか」「他社の事例を知りたい」── そんな相談は、ココナラの改善コンサルタント・業務改善のプロが応えてくれます。1回数千円で、自分の現場に合わせた提案戦略を学べます。

ミスの記録と振り返りに

「いつ・どこで・どんなミスが起きたか」を残しておくと、後で原因分析・効果測定に役立ちます。私はPlaud(プラウド)で気づいた瞬間に音声メモを残し、AIに「ミスのパターンを整理して」と渡しています。手書きで日報を書く負担なしで、現場の声を蓄積できます。

最後に

このブログのMissionは「不満を溜めず、満足を積み上げる」、Visionは「自ら動き、支え合う前向きな職場を増やす」です。

ミスが起きた時、犯人探しではなく「次の仕組み作り」に向かう ── これが、Mission/Visionの実装だと私は思っています。
今日紹介した「集める人とチェックする人を分ける」が、その第一歩になれば嬉しいです。

明日からの作業で、「集める→一呼吸→チェック」の3ステップを、ぜひ試してみてください。
あなたの現場でも、きっと変化が起きるはずです。

今日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。おかもちでした。

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